今回、子どもを育てる環境についてのアンケートを行いました。選択肢は、田舎で育てたいか、都会で育てたいかです。また、なぜそう考えるのかも併せて聞きました。田舎も都会もそれぞれ良いところはあるはずです。回答に答えた方々がどのような考えで選んだのかを見れば、その場所に住む良さが見えてくるかもしれません。そして、今後子どもを育てるうえでの住まいの選び方の参考にもなるでしょう。
【質問】子どもを育てる環境!子育てを行うなら田舎か都会のどっち?
【回答数】
田舎暮らし:53
都会暮らし:47
自然の中でのびのびと育てたいなら田舎をチョイス
子どもを育てる環境は、田舎を選ぶ人が多く見られました。
・都会で暮らすことはいつでも出来るが田舎で暮らすことはなかなかできない。子供の頃から都会のギスギスした環境は良くないと思う。(40代/男性/正社員)
・自分自身が田舎育ちなので、小さいころから虫などに接して抵抗が無く、空気もきれいなので、ぜんそくなど呼吸器系の病気になりにくいと思う。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・都会だと、公園でも近所を気にして思いきり遊べなさそうだと思ったからです。田舎の方が広々としているイメージがあって、子供に良いと思いました。(20代/女性/無職)
・小さい頃は自然に触れてのびのびと元気に育って欲しいから田舎暮らしをしたい。(20代/女性/無職)
・田舎暮らしの方がのびのびしそうです。物を大事にするような気もします。(40代/女性/個人事業主)
・自然のある環境で育てたいので、どちらかと言えば田舎。伸び伸びとした環境で豊かな感性を育んでもらいたい。(30代/女性/派遣社員)
回答では、田舎は空気がきれいだから、都会だと思い切り遊べるところがないからなどという理由を挙げている方がいて、子どもの成長過程では田舎暮らしを体験させることのメリットが伝わってきます。いずれの回答からも浮かび上がるのは、田舎という環境で自然とふれあい、丈夫でのびのびと育てたいという考えです。これは、男女問わず、また20代から40代という世代間でも共通する考えのようです。”
利便性を考えるなら都会での子育て
一方、都会で育てたいと考える方も約半数の人が回答しています。
・都会の方が様々な施設が揃っていて安心。例えば、医療機関。健康な時はよいが、病気やケガをした時などのことを考えると近くに様々な専門医がいることは安心。(40代/女性/正社員)
・やはり、将来を殆ど決めてしまうことになる大学進学を考えますと、塾の完備など、圧倒的に都会の子供が有利になります。親としては、田舎暮らしに憧れもしますが、子供の進学を考えますと都心を離れられません。(60代/男性/無職)
・教育水準が高く、刺激になるものが多数あるため都会暮らしを選択します(30代/男性/正社員)
・子どもが小さいときは、夜間に発熱することがあるため、都会の方が夜間診療を行っているクリニックなどが多いので、都会の方がいいと思う(40代/女性/専業主婦(主夫))
・公共交通機関が利用できるし、子どもの教育や進路の幅も広がるから。(20代/女性/学生)
都会を選んだ方の理由としては、どの年代においても都会の利便性の高さを挙げています。具体的には医療、教育の面においての便利さは田舎にはないものとして考えているようで、男女別に見てみると、男性では教育の充実、女性では医療機関の多さが気になっているようです。小さいうちの健康面での安心と、将来の選択肢を考えると、田舎よりも都会のほうが安心と考えているのがわかります。
田舎にも都会にもそれぞれの良さがある
今回のアンケートでは、20代から60代までの男女から回答が寄せられましたが、田舎もしくは都会の環境が良いと考える理由は、年代、性別を超えて同じような理由であることがわかりました。その内容からは、田舎を選んだ方は、子どもには自然とふれあいながら思い切り遊びのびのびと育ってほしいと考えていることがわかります。一方の都会を選んだ方は、利便性の良さを挙げ、医療、教育などの面で田舎に比べて優位性があると考えているようです。田舎と都会、どちらにも一長一短あることがわかったアンケート。意見が真二つに割れたことからも、どちらがいいのかは家族のライフスタイルに照らし合わせてじっくりと検討する必要がありそうですね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2019年03月18日~2019年04月01日
■有効回答数:100サンプル