夫の両親がまだ元気なうちは別々に暮らしていても、高齢になるにつれて義父や義母の体調も思わしくなくなり、一緒に住むことになるご家庭もあるかもしれませんね。自分たちの住んでいる家に引き取ることになれば、高齢の義両親も含めた生活が始まるわけですから、何かと気を使うことも多いでしょうね。
家族構成も変わり、これまでの住まいそのままでは住環境で不便な面も多々出て来ることも考えられます。義両親との同居で必要になるものって何なのか、ちょっと気になりますよね。そこで、不足しているものは何か、30代の女性にアンケートを取り、意見をうかがってみました。
【質問】
将来夫の両親と一緒に住むとしたら、現在の家には何が最も不足していると思いますか?
【回答数】
部屋の数:52
トイレの数:11
収納の広さ:9
手すりやスロープ:16
その他:12
足りないものは…。やはり部屋数!!二人に一人が回答!
アンケートの結果、「部屋数」と回答した人が52%となりました。二人に一人が回答する結果となっています。
・現在の間取りだと、親の部屋がなく、今泊まりに来たときには和室を使っているが、そのまま和室を使われてしまうと、来客があった時に困るので。(30代/女性/専業主婦)
・両親と自分達である程度スペースを分けてストレスなく過ごすには、部屋を多くしてプライバシーが保護できるようにした方が良いと思うから(30代/女性/パートアルバイト)
・現在夫婦と子供2人の4人家族で、3LDK。余っている部屋がないため。(30代/女性/専業主婦)
・マンションなので両親の寝室用の部屋が足りないし手すりやスロープ、バリアフリーでもないのでリフォームか戸建てへの引っ越しが必要。(30代/女性/パートアルバイト)
自宅の部屋数が現在の家族分しかなく余っている部屋がないとか、客間がなくなってしまうなどの意見が圧倒的に多くを占めました。また、今のままではプライバシーが保てないといった意見も見受けられ、義両親も自分たちも安心して暮らすには部屋の増設など必要と考えているようです。義両親と考えも違えば、生活パターンも違い、それぞれが気兼ねなく過ごすには、専用の空間があることは大切ですよね。
また、マンション暮らしをしている人では、一戸建てへの住み替えも必要になるといった意見もあり、住環境の大きな変化も考慮しないといけないようです。
高齢者に優しい作り!手すりやスロープが必要!トイレ増設なども
アンケートによると、次に多かったのが「手すりやスロープ」の回答で、「トイレの数」そして「収納の広さ」が続く結果となっています。
・老いてしまうと手すりやスロープがなければ転んだりする原因になると思う。(30代/女性/会社員)
・歳をとっても生活しやすいように、バリアフリーにしておきたい。(30代/女性/専業主婦)
・トイレは夜中に使うこともあるので、それぞれの部屋の近くにあるほうがよい。使用するのに気を使いそう。(30代/女性/パートアルバイト)
・今は別ですがいずれ一緒に住むことになりますが人数が増える分だけ収納も増やしていかないと物をそのままにした状態の部屋になってしまいそうです。(30代/女性/専業主婦)
手すりやスロープがないと怪我の原因になるという意見が多く見受けられ、家族が安全に暮らすには必要と考えている様子がうかがえました。同居するなら、バリアフリーは考えなくてはならないようです。
トイレが不足しているという声もあり、使用するのに気をつかっていては、お互い不満を持ってしまうかもしれません。また収納スペースが足りないことで、部屋が荷物で狭くなってしまうことを心配する人もいて、快適に暮らすには、不足しているものが多くありそうです。
同居するには住環境の様々な見直しが必要!増築や住み替えも検討
今回のアンケートでは、「部屋の数」と回答した人が半数となり、お互いが気兼ねなく暮らしていくにはどうしても部屋を増設する必要があると考えている様子がうかがえました。手すりやスロープ、トイレや収納スペースの不足を挙げる人も多く、家族構成が変わり人数が増えることから、将来的に検討しなければならない課題として捉えているようです。
大切な家族が、安全に楽しくそれぞれの人生を過ごすためには、増築や住み替えも検討する必要があるようですね。
- 調査地域:全国
- 調査対象:【性別】女性 【年齢】30 – 39
- 調査期間:2015年05月19日~2015年06月02日
- 有効回答数:100サンプル