憧れのマイホーム。最近では状態の良い中古物件を手に入れてから自分好みにリフォームする方も増えています。中古住宅とは言っても人生で最も大きな買い物であることに変わりはありません。購入時にはいろいろと心配や悩むこともあるでしょう。決して失敗することはできませんし、後から後悔するのも避けたいところです。それで今回はアンケートを実施して中古住宅の購入時に抱える不安について調査しました。
【回答数】
費用・ローン:17
期間・どのくらい住めるか:45
相談先が分からない:7
その他:31
新築住宅にはない、中古住宅の購入だから考える心配とは?
中古住宅の購入で最も多かったのが、購入後にどの位の期間住めるのかという不安でした。
・築年数が経っていればそれ相応に劣化していると思われるので耐震の状態や基礎の状態がわからないから。(30代/男性/会社役員)
・築年数や、実際の耐久性がとても気になります。買ってすぐにリフォームするには資金不足になりそう。(30代/女性/会社員)
・リフォームして内側は綺麗にできても、家の基盤などなかなか手入れができないところは早くガタがきそうで心配です。あと何より害虫を恐れているので、そのリスクが多そうな点でも心配です。(30代/女性/専業主婦)
・結局数年後にどこかしらのリフォームが必要になる。その場所が外壁や屋根だったら費用が大変。(20代/女性/契約派遣社員)
確かに中古住宅だとリフォームを必要とする時期やその費用が気になります。購入の段階で考えていたリフォームならまだしも、想定外のリフォームが生じてしまうと経済的に大きな負担となってしまいます。とくに耐久性など住宅の基礎部分に関わるリフォームだと驚くよな高額になってしまうこともあります。外装や内装などを綺麗にしても、建物の安全性などに問題があるようだと心も休まりませんよね。中古物件なら大掛かりなリフォームなしで、実際にどの程度の期間住めるのかを確かめておきたいものです。
新築住宅と中古住宅の購入には共通の心配がある!?
続いて多かったのは費用やローンに関わる心配でした。また相談先が分からないという意見もありました。
・直さなければならない箇所やどのくらいでローンが終わるのか、月いくらくらいで買えるのかは気になります。(20代/女性/無職)
・やはり高額な買い物であるがゆえに、どれくらいの資金を用意したらいいのかという事ではないでしょうか。(50代/男性/無職)
・せっかく、購入しても、中古であるからには何かしら修理費など改善費用がかかると思うので選びました。(30代/女性/専業主婦)
・欠陥住宅かどうかわからない。水回り、柱の設計(耐震性)、屋根の状態などは 素人目では判断しづらく、購入前にそういうのを診断してくれる 専門家の連絡先がわからないところが不安です。(40代/女性/自営業(個人事業主))
お金に関する心配は、新築住宅・中古住宅に関わらず誰もが抱くものなのかもしれません。人によっては中古住宅であっても予算は変えずに新築住宅よりも条件の良い物件を選ぶこともあるでしょう。立地の良さや広さ、間取りなど条件が良いと中古住宅であっても毎月のローンが安くなる訳ではありません。また中古住宅であればリフォーム費用も考えておく必要があるでしょう。さらに中古住宅だと優良物件の可否を判断しづらいという意見もありました。確かに素人では分からないことも多い分野ですので、相談先に迷ってしまうというのも頷けますね。
優良な中古住宅を購入して上手にリフォームしよう!
中古住宅の購入で最も心配されるのは、購入後にどの位の期間住めるのかという点でした。こうした悩みや心配はリフォームをすることによってある程度解決しそうです。状態が良く、耐震性などに問題がない中古住宅であれば新築住宅と同じ程度長く住むことが可能かもしれません。内装や外装などのリフォームは必要となるタイミングを自分で決められるので計画もしやすいですよね。それで中古住宅を購入するならプロの視点でしっかりと物件をチェックし、直近での大掛かりなリフォームを回避することが大切なのかもしれません。そうするなら費用も大分抑えることができ、安心して長く住むことができるでしょう。
- 調査地域:全国
- 調査対象:年齢不問・男女
- 調査期間:2016年07月19日~2016年08月02日
- 有効回答数:100サンプル